ウルトラマンオーブオリジンサーガ最終話
「まほろば~新世界~」
家族と幸せに暮らしていた幼いサイキは、ある日突然その幸せを奪われ、クイーンベゼルブと遭遇する。
クイーンとサイキがひとつになりサイクイーンとなり、命の樹を破壊しようとしている。
クグツの影響を自分だけ受けないように解毒剤が必要だったが、クイーンと一体化したら邪魔な存在でしかないのだ。
悲しみや戦いが消えた世界は理想だが愛と喜びが消えたら意味がないと、オーブ、ダイナ、コスモス、ガイア、アグルは立ち向かう。
クグツに苦しむ戦神を救うため、命の樹の果実を手に入れるために命の樹に刺さったタワーに向かって走る翔平。
果実を手に入れるも光ってないからダメだと諦める翔平に「あんたが光らせなさいよ」と渇を入れる、翔平の仲間ユイ。
オーブとコスモスはなんとか戦神を浄化しようと踏ん張る。
命の樹の果実にコスモスの力を加え戦神を救うことに成功する。
サイクイーンは、戦神とひとつになろうとする。それを食い止めるため5人のウルトラマンは光線を放つ。
サイクイーンの中で苦しむサイキを見つけたオーブはサイキを助ける。
「犠牲を強いる宇宙に救う価値はあるのか」と問うサイキ。
命の樹の果実は知恵ある世界を守る安全装置で、果実が輝く限り宇宙を救う価値はあると返すガイ。
そして、争いのない宇宙を望むのは不可能かもしれないが、諦めずに想い続ければいつかきっと実現するだろうと解くアマテ。
「知恵ある限り愛ある世界は終わらない」と
ガイや翔平達と手を取り合うアマテ。
それを見つめ、静かに去っていくジャグラー。
先輩達と別れを告げ、それぞれの明日に向かうガイ。
オーブに選ばれた山で、新たな試練のお告げを受け、ジャグラーの幻影を見て、黒いオリジンの姿となるのであった。
「みなさんの力お借りします」と5人同時変身で、先輩達が叫びながら変身するから、つられて叫ぶガイは新鮮だった。
ガイが、サイクイーンの中からサイキを助けたのは「誰も犠牲にしたくない」って気持ちが現れてて良かった。
サイキも救われていい感じな終わりかただけど、ジャグラーだけは色々報わなかったのが悲しい。
魔人体でサイクイーンに吹き飛ばされ、ぼろぼろになってるところにベゼルブに襲われそうになり、それをオーブが戦神を止める片手間で助けるとか、プライドの高いジャグラーには屈辱でしかないだろ。
今回の命の樹とアマテやサイキが中心の話ならば、後半からの地球編は入れず、12話を全部惑星カノンを舞台にしていればなぁと思う。
アマテはカノンと地球で2回もクイーンに騙されるっていう失態を晒しているから、それも1回で済むだろうし。
サイキの過去をもっと掘り下げることもできるだろうし。
翔平のポジションは親衛隊長のシンラで女王と親衛隊長と身分は違うけど、お互いに引かれあっているみたいな感じでいいんじゃない?
オーブ始まりの物語っていう謳い文句だからTV本編では描かなかったナターシャとのロマンスとか、アイテムの入手とか、ジャグラーが変態紳士になった理由とか明かされると思ってた。
確かに始まりの話では、あるんだけど…なんか物足りない。
せめてオーブの光に選ばれる話に…するとウルトラマンオーブにはまだなれてないから、ガイの外伝にしかならないか。
最後に唐突にTV本編の黒いオリジンになったけど、ファーストミッションをクリアした報酬なんだろか?
ミッションのクリア報酬だとしたら、戦闘でオーブカリバー使えるようになる、4つの属性が付加されていく、オーブリングを手に入れる、フュージョンカードを手に入れるとTV本編までにいくつものミッションをクリアしたってことになるかな。
今後のミッションやTV本編までの繋がりのエピソードも見てみたいな。